新たに事を始めるという機会は、基本的に一生に一度しか訪れないものです。故に、いま投稿内容で迷っているこの瞬間そのものがプレミアムなものです。自分としてもこの投稿が初投稿ということもあり、今回は大いにその迷いを実感しながら、その迷いを紐解いていきたいと思います。
人は何故、初めての投稿内容を迷うのか
主語が大きめで恐縮ですが、しかし投稿内容で迷う人は多いのではないでしょうか。その迷いはどこから来るのか。原因をいくつかあげたいと思います。
- 理想や目標が高すぎるから
高い目標を持つことは、モチベーションを保つ上で重要です。しかし、わたしのような文章初心者が初回から価値のある文章など書こうとしようものなら、理想と現実の狭間に落ち、地上に戻るまでにある程度の時間を要してしまうやもしれません。狭間程度なら、落ちたのがクレバスでもう二度と登ってこれないかもしれません。
このような1-1面のクリボーにやられるマリオのような事態は避けるべきで、理想に対しては段階的な目標設定をし、少しずつ確実にライティング力を伸ばしていけば良いのでしょう。野球をやるならいきなりホームランを狙うのではなく、とりあえず素振りからです。
わたくしはそのような心持でこれを書いています。
- 何を書いていいか分からないから
正しい素振りの仕方が分からないから、素振りができない。確かにそれも一理あるかと思います。方法論から入るのがお好きな方もいるでしょう。
どのみち初めてのブログ投稿に正解などないので方法論から入ろうとすること自体、あまり意味をなさないでしょう。兎にも角にも、思ったことを書いて次の記事に着手すべきです。もしそれでもというのであれば、今現在の著名ブロガーが書いた最初の投稿を参照してみるのも手かと思われます。心の安寧ぐらいは得られるかもしれません。ただし、彼らのその投稿がPV稼ぎに一役買っているとは考えにくいので、やはりあまり肩ひじ張ることはないかと存じます。
わたくしはそのような著名な方を参照せずにこれを書いています。
- コンセプト・軸が定まっていない
散々、上二段で頭より体を動かせ的な論調を展開してきました。しかし、もし自身がどのような価値を顧客(=読み手)に提供でき、顧客とどのような関係性を志向するのかが無い場合は一旦手を止め、必要な自己分析と競合の研究(市場理解)、そして軸を定めることに時間を費やしてもよいでしょう。
時間は有限なので効率よく軸を定めたければ、先人たちの知恵の結集たるフレームワークを活用しましょう。この場合、バリュープロポジションと3C分析、そしてブランドプロポジションまでを落とし込むと良いです。
この辺りはわたくし業務上でも使っているもの故に得意分野なのですが、実は正直この投稿はそのへんはあまり意識してません。気が赴くままに書いています。
- 初めての投稿だから、という呪いにかかっている
冒頭でも述べました通り、初めて文章を書くというのはプレミアムな瞬間に他なりません。恋愛に置き換えると、初デートやら初チューを神格化する感覚になります。初めてを大事にしたいお気持ち、わかります。これに対し論理的に、初めてもそれ以降も物理的に同等であると断じても良いのかもしれません(継続こそが重要なので)。ですがこの辺については個々の感覚を尊重いたします。
わたくしはこの呪いにかかったため、初めての投稿内容を迷っていたようです。
- 結局、はじめての投稿内容はどうすべきか
いずれにせよ初めてにも終わりは訪れます。そうとあればやはり、リラックスして良い意味で書きたいことを書いてしまえば良いのでしょう。
もしくは、所信表明などはいかがでしょうか。くじけた際に見直し初心に帰れる、という機能も持たせることが可能です。さて、ここでわたくしの初投稿を終わりにしたいと思いますが、いかが
だったでしたか?明らかに初投稿に相応しくない投稿といえるのではな
いでしょうか。反面教師として頂ければ幸いです。そして自分にとっての本筋である、自主制作アニメの作業に戻ります。